BPaaS化支援2026-04-12

月10時間を顧客ごとに分けて使える。少人数チームがBPaaSを始めやすい理由

「BPaaSをやりたいが、体制が持てない」——こうした声は少人数のAI導入支援会社でよく聞きます。

運用実務を顧客に提供するには、人を採用しなければならないのか。それとも別の方法があるのか。この記事では、専任採用なしにBPaaSを始めやすくする「時間配分モデル」の考え方と、ロコアシのBPaaSパートナー活用の実際を整理します。


BPaaSをやりたいが体制が持てない会社は多い

AI導入支援を複数顧客に提供している場合、「導入後の運用まで支援したい」と思いつつ、現実的には難しい場面があります。

よくある状況:

  • 顧客は5〜10社いるが、チームは3〜5人
  • 各顧客への運用サポートに何時間かかるか読めない
  • 毎月の工数が安定しないため、専任担当を置きにくい
  • 採用コストをかけて人を増やすほどの案件規模ではない

この状況で「全部自社でやる」を選択すると、既存メンバーに過負荷がかかるか、サポートを断るかのどちらかになります。


専任採用から始めると苦しい理由

「運用実務の担当者を採用する」という判断は、一見まっとうです。でも、始めたばかりの段階では苦しくなりやすいです。

工数の予測が難しい

顧客ごとに必要な実務の量は違います。「月20時間かかる顧客」と「月5時間で足りる顧客」が混在します。専任者の稼働が余るか、足りないかの読みが難しい。

固定費がすぐかかる

採用すれば、案件が少なくても毎月の人件費が発生します。顧客数が増えるまでの間、赤字になる期間が生じます。

採用自体が重い

実務を担当できる人の採用・育成・定着には時間がかかります。採用にかけるリソースを捻出するのも少人数チームには負担です。


時間を顧客ごとに分割できるメリット

ロコアシのBPaaSパートナーモデルでは、契約した月間利用時間を顧客ごとに配分して使えます。

たとえば、月50時間を契約している場合:

顧客 配分時間 主な実務
顧客A 15時間 データ整備・RAG更新
顧客B 20時間 精度検証・入力実務
顧客C 10時間 資料構造化
自社タスク 5時間 自社コンテンツ整備

顧客の状況に応じて毎月配分を調整できます。ある月に顧客Aの資料が大量に更新されれば、その月はAへの配分を増やす。顧客Bのプロジェクトが一段落すれば、Bへの配分を減らす。


余剰時間は自社タスクにも使える

顧客への配分を消化した残り時間は、自社の業務に充てることができます。

たとえば:

  • 自社のサービス説明資料の整備
  • 自社ブログ・コンテンツの作成
  • 提案資料のたたき台作成
  • 社内ナレッジの構造化

「顧客への支援に使う月もあれば、自社業務に使う月もある」という柔軟な運用ができるため、契約時間を無駄にしにくいです。


ボリューム契約が効いてくる場面

ロコアシのパートナーモデルでは、契約する月間時間が増えるほど仕入れ単価が下がります。

これが効いてくるのは、次のような場面です。

顧客数が増えてきたとき

2〜3社を抱えていた段階より、5〜10社を抱える段階のほうが、まとめて契約したほうが単価が下がります。粗利率が改善します。

繁忙期と閑散期がある場合

季節や案件サイクルで実務量が変動する場合、まとめて契約しておくことで、繁忙期に対応できる時間を確保しておけます。

顧客への提供価格を安定させたいとき

顧客ごとに細かく実費精算するより、月額で固定して提供したほうが顧客にとっても分かりやすい。仕入れ単価が安定すれば、提供価格も設計しやすくなります。


どんな会社が小さく始めやすいか

次のような状況であれば、小さくBPaaSパートナー活用を始められます。

顧客2〜3社に対してすでに運用サポートを求められている

現在、非公式に無償対応している実務があれば、それを月額に切り出すタイミングです。

導入後のフォローアップが属人化している

特定のメンバーが顧客の実務対応を抱えている状態は、外部化によって解消できます。

固定費を増やさずにサービスメニューを広げたい

採用なしに「運用実務まで対応します」という提案ができるようになります。


向いていない会社

  • 顧客が1社で、その1社に深く専任で入り込んでいる
  • 実務担当者の採用・育成そのものをサービス価値にしている
  • 顧客との日常的な業務接触を関係構築の核にしている

まとめ

BPaaSを始めるために、最初から専任を採用する必要はありません。

月間の利用時間を顧客ごとに配分できるモデルを使えば、小さく始めながら顧客数に応じてスケールできます。固定費を増やさずに「運用実務まで対応できる」サービスを提案できるようになります。

「どの顧客にどう配分するかイメージを作りたい」「まず小さく試したい」という相談から始められます。

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